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唯「あずにゃんが死んでる!」 あずにゃん殺人事件

唯「あずにゃんが死んでる!」 あずにゃん殺人事件

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/08(月) 22:10:43.96 ID:r7OJkiPt0
「犯人はこの中にいる! 外部の犯行や不可能犯罪なんかじゃないわ!」
 メガネをクイッと上げて宣言した!
 
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       リ从             '^'゙,ノ八`
       '^}小.   ´‐'       庁゙´ /  ヽ
        '゙ リ \           イ:i|i : ,/
            j\_,,.    辻从i{
               从ハ  .  ´ /\`
            ´/´ハ}/  /..::::::::f^:. 、
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2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/08(月) 22:11:06.83 ID:F8zhBC160
>>1
こいつ犯人だろ

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:11:36.91 ID:n3pZCRkd0
犯人はヤス



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:12:39.54 ID:r7OJkiPt0

「和ちゃんも一緒に行こうよ」
 唯が私を誘っているのは、2泊3日でムギの家が所有する無人島で行う軽音部の合宿のことだ。
「私は部外者よ? 行っていいの?」
「いいよいいよぉ、そんなのみんな気にしないって」
「うぅん、みんながいいって言うなら行ってもいいかな」
「やったぁ、じゃあ決定で! みんなに聞いてくるね」
 そう言うと唯は軽音部の部室へと走っていった。
 
 
 夏真っ盛り!
 夕日が沈む中、船に揺られて着いたのは無人島。私、唯、澪、律、ムギ、梓ちゃんの6人は船からおりて地に足をつけた。
「す、すごい! 無人島なんて初めて来たよ!」
「私もです! こ、こんなにすごいなんて!」
 唯が目をキラキラさせながら話すと梓ちゃんがそれに答えた。
「相変わらずスケールがすげぇなぁ」
 律が若干呆れながらつぶやく。
「ムギ! 無人島に怖いものなんていないよね!」
「澪ちゃん、そんな物はいませんよ」
 澪は律に無人島の怖い話でもされたのだろうか? ムギにずっと質問をしている。
「憂やさわちゃん先生も来ればよかったのに……」
 唯が残念そうにと話すと、
「用事じゃしかたないだろ。2人の分まで楽しもうぜ!」
 律がそうなだめた。

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:15:48.74 ID:r7OJkiPt0
 丘の上にあるムギの別荘に着くと、二つの感動が待っていた。
 1つは夕日が地平線に消えていく光景。遮るものが何もない大自然からの贈り物。
 もう1つは別荘の外観で、大きさもそうなのだけど、その綺麗なたたずまいは目を見張った。
 
 家の中に入るとムギからこの別荘についての説明があった。
 別荘は2階建てで、1階には広い玄関、リビング、ダイニング、キッチン、大浴場、練習をするスタジオがあり、2階にはいくつ
かのの個室があり、それぞれ専用の部屋が割り与えられている。
 
 時間も遅いので、食事をしてからさっそくスタジオで練習することになった。
 ダイニングルームからみんなとスタジオまで歩いている途中、
「なあ、今日は休もうぜ。さすがに長旅で疲れたよ」
 律がげんなりしながら言うと、
「まあまありっちゃん、和ちゃんもいるし、練習を見てもらうのもたまにはいいんじゃないかしら」
 ムギが律の背中を押しながらフォローを入れる。

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:19:08.65 ID:r7OJkiPt0

 スタジオに着くと、そこにはいろいろな楽器や高そうなアンプ、テレビ局にありそうな大きいカメラがあった。
「す、すっげぇ! まえのスタジオもすごかったけど今回のはともっとすげぇ!」
 律はそう叫ぶとテンションが上がったようで、スタジオの中をいろいろと物色している。
「本当にすごいわねぇ、スタジオの広さってこんなものなの?」
 はしゃぐ律を見ながらげんなりしている澪に聞いてみた。
「ん? いや、普通はここまで広くないよ」
 そう言うと澪は自分もテンションアップしてきたのか、うきうきしながらアンプの方へ向かった。
「ムギちゃん、ムギちゃん、このカメラは何に使うの?」
 唯が目をキラキラさせながらムギに聞いている。
「このカメラは動画を撮れるから、練習風景を撮影して、この画面で演奏のいいところ悪いところをチェックするのよ」
 ムギがそのカメラをいじりながら答える。
「へえぇ、すごぉい!」
 唯はカメラをじろじろ見ながら驚いていた。
「これでよし」
 ムギがそう言うとカメラが起動したようで、赤いランプ光りだした。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:23:00.66 ID:r7OJkiPt0

 演奏をし始めると5人の雰囲気が変わる。
 今までふざけていたのが嘘のように真剣な目つきをしている。
 でも、5人はすごく楽しそうで、演奏を聴いているとこっちまで楽しくなってきた。
 
 演奏が終わると拍手をして唯たちに駆け寄った。
「すごく良かったわ。やっぱり近くで聴くと違うわね」
 少し興奮しながら絶賛すると、
「いやぁ、照れるなぁ」
 唯は自分の頭を撫でながら答えた。
「ありがとう……」
 澪がうつむきかげんで照れながらつぶやく。
 それを見た律とムギが微笑んでいる。
「梓ちゃんも良かったよ」
「あ、ありがとうございます。和さん」
 梓ちゃんは顔を赤らめ微笑んだ。
 
 この日はここで解散。明日に備えて眠ることにする。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/08(月) 22:26:41.65 ID:r7OJkiPt0
「よぉし! 遊ぶぞっ!」
「おぉっ!」
 律と唯が海に向かって走って行く。
「もぉ、本当に仕方ないなぁ」
「昨日練習したんだし、今日は大目に見てあげましょ」
 澪が呆れながらそうつぶやくと、ムギがそうなだめた。
 
 軽音部は練習もせず、海に来ている。
 唯と律の提案で朝食後すぐに海へ行くことになったのだ。
 みんなで水着に着替えて、浜辺に行くとそこには爽快な青い海が広がっていた。
 唯と律がはしゃぐのも無理はないと思う。他の人が誰もいない、私達だけのビーチ。
「唯ぃ、準備体操しないと危ないわよ」
 いつものように唯の世話を焼く。もうこれが普通ね。
「うん! いっちにっ、いっちにっ」
 雑に屈伸運動をする唯。
「もう、本当に……」
 その光景を見ながら微笑んだ。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:30:58.55 ID:r7OJkiPt0
 最初は乗り気じゃなかった澪と梓ちゃんだったけど、時間がたつと唯や私達に混ってビーチバレーと海水浴を楽しんでいた。
 ちなみに、一番はしゃいでいたのは梓ちゃんだ。
 その梓ちゃんだけど、疲れたのかシートの上でぐったりしている。
「あずにゃんだいじょうぶ?」
「梓ちゃんだいじょうぶ?」
 唯とムギが心配そうに話しかけた。
「大丈夫です……。でも、先に部屋に帰っていいですか?」
 少し辛そうに答える。
「私が付き添うわ」
「私も行くよ!」
 ムギと唯がそう言うと律も、
「部長として私も付きそうぞ!」
「じゃあ、みんなで行きましょう」
「先輩……」
 ムギの提案により、みんなで梓ちゃんを別荘まで送ることになった。

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:34:36.54 ID:r7OJkiPt0
 別荘に着き、梓ちゃんを見送る。
「介抱しなくていいの?」
「だいじょうぶ、だいじょうぶですから……。先輩達はもうちょっと楽しんでてください……」
 ムギの打診を断り、梓ちゃんは別荘に入ろうとする。
「梓ちゃん、これ」
 ムギは別荘の鍵を梓ちゃんに渡した。
「もし、気分が良くなって戻って来たくなったら、この鍵でドアを閉めてね」
 別荘の鍵は二本あり、1本だけを梓ちゃんに渡し、もう1本は今ムギが持っている。
「ありがとうございます……」
 梓ちゃんは中から鍵を閉め、1人別荘に入って行った。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:38:10.28 ID:r7OJkiPt0
 CASE1
 
「疲れたぁ、お腹すいたぁ」
 梓ちゃんが別荘に帰ってから1時間後、海から変える途中に律が疲れを口にする。
「我慢しろ」
 澪がすかさずツッコミを入れた。
「梓ちゃんだいじょうぶかしら……」
 歩きながら心配するムギ。
「そうね、ちょっと心配ね」
 私もなんだか不安に思えてきた。あのまま1人帰して良かったのだろうか?
「よぉし、あずにゃんのために早く帰ってあげよぉ!」
 そう言うと唯は早歩きをしだした。
 
 別荘に到着。
 ムギがドアを開けようとドアのぶを引っ張るが開かない。
 梓ちゃんが中から鍵を閉めたのを思い出す。ムギは鍵を取り出して鍵を開けた。
「あずにゃぁん、どこぉ?」
 唯は大きな声をだしながら一人歩いて行く。
「もう、唯ったら……」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:41:31.04 ID:r7OJkiPt0
「きゃあああああああああああああああ!」
 突然唯の悲鳴が別荘の中を駆け巡る!
 私とムギは顔を見合わせ、只事じゃないと思い、悲鳴が聞こえた所に走って行った。
「唯っ!」
「唯ちゃんっ!」
 視線の先には、キッチンの前で震えている唯がいた。
 唯のそばに着くと、ぶるぶる震える唯を抱きしめる。
「だいじょうぶ唯? どうしたの?」
 心配しながら尋ねると、唯はキッチンのほうを指差し、
「あずにゃんが死んでる……」
「「えっ!」」
 それを聞いた私とムギは同時にキッチンの方を見る。
 そこに梓ちゃんがいた……。
 内臓がぶちまけられ、床に倒れている梓ちゃんが……。
 
「あずにゃんが死んでる!」
 もう一度唯はそう叫んだ。

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:44:36.42 ID:r7OJkiPt0
「唯っ! 何があったんだ!」
 騒動を聞きつけて律と澪がやってくる。
「ひっ!」
「なんだ……これ!?」
 梓ちゃんの死体を見て二人が絶句する。
「澪っ!」
 ショックで澪が倒れそうになる。しかし何とか律が澪を支えた。
「梓どうなっちまったんだよ!?」
 律が大きな声を出して、問いかけてくる。
「解らないわ、私達が来たときには、もう……唯は?」
 そう答え、唯に話しを振った。
「わ、私も解らない! キッチンのドアを開けたらそこにあずにゃんが……」
 やはりまだショックが残っているようで、たどたどしくそう答えた。



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/08(月) 22:45:49.80 ID:lS+cgBRQ0
あちゃー新聞紙で潰されちゃったか…

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/08(月) 22:46:47.37 ID:WKc2///C0
あ ず さ は お れ が こ ろ し た



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:47:48.62 ID:r7OJkiPt0
「でも、いったい誰がこんなこと……」
「そうだよ! この島には私たちしかいないはずだろ!」
 律と澪が疑問を投げかける。
「それにもっとおかしいことがあるわ、この家にどうやって入ったの?」
 ムギも疑問を口にする。
 そう、この事件はおかしいことだらけだ。
「私達、海に行くまえに戸締まりのチェックをしたわ。それなのに……」
「もしかしたら、どこか開いてるんじゃないか? 調べに行こうぜ!」
 ムギの言葉を聞き、律が一人で行こうとする。
「待って律、1人じゃ危ないわ。もしかしたらまだ犯人が潜んでいるかも」
「じゃあ、どうするんだよ和!?」
「みんなで固まって調べに行きましょう、こういう時は一人にならないほうがいいわ」
「……そうだな、そうしよう」
 私、唯、律、澪、ムギの5人で別荘の戸締まりを調べに行く。
 固まって歩き、それぞれ周りを注意しながらビクビクと歩く。
 今まで普通に過ごしてきた別荘が、悪魔の城になったかのような不気味さを醸し出している。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:51:50.31 ID:r7OJkiPt0
 結論から言えば全ての窓とドアが施錠されていて、どこにも出入りできるところは無かった。
 今は2階にある梓ちゃんの部屋にいる。その部屋の中にはムギが梓ちゃんに渡した別荘の鍵があった。
 みんなでベットに座って私と澪と律は考え事をしている。唯は不安なんだろう、ムギに抱きついている。
「これで密室殺人が揺るぎないものになったわね……」
「完全な密室……」
 私と澪が愕然とする。
「なあ、こういうことは考えられないか?」
 律が突然立ち上がり話しだす。
「何か解ったの?」
「やっぱり、犯人は外にいると思う……。犯人はこの島に潜んでいて、梓が一人になったところ狙ったんだ! 私たちが梓を別荘に
残して海に行ったあと、犯人は別荘に行った。言葉巧みに鍵を梓に開けさて、襲ったんだ! その後キッチンまで逃げたけど犯人に
追いつめられて……。それから犯人は私達が来るのを待って、別荘に潜んだんだ! 私達が来たあと、梓の死体を見つけた混乱に乗
じて、この玄関から逃げたんだ。どうだこの推理?」
 律がもっともらしい推理を披露するがムギから横槍が入る。
「ごめんなさい、りっちゃん……。鍵を開けてみんなが中に入ったあと、すぐに玄関の鍵を閉めたの」
 律の顔がそれを聞いた瞬間青ざめる。
「じゃあ犯人はまだ……この別荘の中にいるんじゃないか!」
「ひいっ!」
 律がそう言うと澪が震えだす。
「澪……そうとも限らないわ。梓ちゃんもバカじゃない、この無人島で私達以外の人が訪ねてきたら怪しいと感じるはずだわ。簡単
にドアなんて開けないんじゃない?」
 震える澪の肩を抱きながら反論する。
「じゃあ、どうなってんだよ! 壁をすり抜ける幽霊や化け物でもいるってのか、この島には! それとも私達の中に犯人がいるっ
て言いたいのかよ!」
 律が興奮し声を荒げる!
「律、どうしたの? だいじょうぶ?」
「怖いんだよ……。いきなり梓が死んじゃって密室殺人だなんだって……怖い、怖いんだよ。ヒック、ヒック」
「律……」
 泣き始める律を抱きしめて頭をなでる。それでも律の涙は止まらなかった……。


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:55:40.86 ID:r7OJkiPt0
 しかし、内部犯説がないわけではない。梓ちゃんと別れた後それぞれ一人で遊ぶということになり、みんな思い思いに遊んでいた
からだ。実際私も一人で遊んでしたし、あの時間誰がどこにいたか完全把握はしていない。
 
 
 今回のことをちょっと整理してみる。
・キッチンに梓ちゃんの死体
・内蔵がぶちまけられ、他殺以外ありえない
・全てのドアと窓が施錠されていて完全な密室
・別荘の鍵はムギの持っている2本だけ
・梓ちゃんに貸し出した鍵は梓ちゃんの部屋にあった
・みんなにアリバイがない


CASE1 END


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 22:58:40.08 ID:r7OJkiPt0
CACE2
 
 食事をしたあと、リビングでくつろぐ。
「ごはん美味しかったね、あずにゃん」
「そうですね。みんなで料理できて良かったです」
 唯と梓ちゃんがソファーに座って話している。
 
「澪、いつまで落ち込んでんだよ」
「だって、だって……」
「そうよ澪ちゃん、落ち込まないで」
 澪が料理で失敗してしまい、律とムギがそれを慰めている。
「そうですよ澪先輩。料理すごく美味しかったですから」
 梓ちゃんも続いて声を掛ける。
「本当?」
 おどおどしながら澪が顔を上げた。
「澪、みんな気にしてないから」
 私もみんなに乗じて話しかける。
「うん……ごめんね、みんなありがと」
 そう言って澪はいじけるのをやめた。
 
「あのぉ、ちょっと部屋に言ってきますね」
「忘れ物か? もう少ししたら練習だから早く戻ってこいよ」
「はい、ちょっと……すぐに戻ってきます」
 梓ちゃんは澪にそう告げるとリビングから出て行った。



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:00:15.12 ID:2VNgeAKq0

というか「私」さんは誰なわけ?

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:01:48.15 ID:r7OJkiPt0
>>30


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:02:27.69 ID:2VNgeAKq0
>>31把握
つまり和目線で進行してるってわけか



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:04:30.72 ID:r7OJkiPt0

「遅いなぁ梓のやつ……」
 澪がそうつぶやいたのは梓ちゃんが部屋を出て行ってから30分ほどたったあたりだ。
「そうね、いくらなんでも遅いわ……」
 私も澪に同調し心配する。
「和、ちょっと梓の部屋に行ってみるか?」
「ええ、そうね」
 私と澪はソファから立ち上がる。
「みんな、梓が心配だからようすを見てくるよ」
 澪がそう告げてから部屋を一緒に出てた。
 
 
 梓ちゃんの部屋の前に立ち、澪がドアをノックをする。
「おぉい梓、大丈夫か?」
 しかし、返事はない。
「おぉい返事しろぉ! 梓?」
 やっぱり返事はない。
「どうする和? 入ってみるか?」
「そうよね、やっぱり心配だし……」
 澪は私に確認を取り、ドアを開けた……。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:07:01.05 ID:r7OJkiPt0
 部屋の中に入って目に飛び込んできたのは、床に倒れている梓ちゃんだった!
「梓! 梓あぁああああああああああ!?」
 澪はそう叫ぶと足が崩れ、その場で膝をついた。
「梓ちゃん!?」
 私は梓ちゃんに向かって走った!
「大丈夫!? 返事して! 梓ちゃん!?」
 しかし返事は帰ってこない。私は梓ちゃんの体を調べる……。
「死んでる……」
「ひいいいいいいいいいいいいっ!」
 梓ちゃんは息をしておらず、完全に絶命していた。
 澪がさらに叫ぶと階段のあたりが騒がしくなる。
「澪! 和! 何かあったのか? 叫び声が聴こえたけど!?」
 律がそう言いながらこちらに向かってくる。唯とムギも律に続いてやってきた。


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:11:08.12 ID:r7OJkiPt0
 みんながパニックになるのを何とか抑え、状況の把握を開始する。
 澪と唯はショックで疲れてしまい、ムギが付き添ってリビングに戻って行った。今は梓ちゃんの部屋に私と律がいる。
「どうして、突然……?」
 律が下を向きながら質問する。
「解らないわ。急な発作とかかもしれないし、自殺の可能性も……でも襲われたあとはないから、他殺ではないと思うんだけど」
 そう、梓ちゃんの死体に衣服の乱れや痣などはなく、襲われたあとは何もなかった。
 しかし表情はすごく苦しそうで、まるで地獄の業火に焼かれているような、お世辞にも安らかな顔とは言えなかった……。
「おい、これなんだ!?」
 梓ちゃんの口元を指差して律が驚いている。
「何かあったの?」
 律が指を差している先を見てみる。良く解らないものが梓ちゃんの口元に付着していた。
 どこかで見たことがあるような、全く見たことがないようなもの、固体ではあった。
「もしかして……毒か何かなんじゃないか!?」
「毒!? まさか!?」
 そう否定したものの断定はできない。梓ちゃんの苦しそうな表情を見ているとそう思えなくもない。
「もし、それが毒なら自殺って……こと?」
 恐る恐る聞いてみる。
「梓が自殺なんてするかよ! でも……もし、そうならいったい……」
 律がそう言ったあと、どちらも言葉発することはなかった……。
 
 
 今回のことをちょっと整理してみる。
・梓ちゃんの部屋に梓ちゃんの死体
・死体に襲われたあとはない
・死体の口元に毒? のようなものがあった
・梓ちゃんが部屋に行ってからは全員がリビングにいて、誰も部屋から出なかったので全員にアリバイがある

 
CACE2 END


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:15:18.29 ID:r7OJkiPt0

 CACE3
 
「そろそろ練習行くぞ」
「ええぇ、肝試しやろうぜ」
「いーやーだ!」
 そんな澪と律のやりとりがあり、スタジオへ行くことになった。
 
「あずにゃん、部屋に行ってからなかなか帰ってこないね」
「練習に行くって言ってあるし、すぐに来るだろ」
 唯の疑問に澪が答える。
 食事をしてからリビングでくつろいでいる時に、用事があると言って梓ちゃんが自分の部屋へ行ってから少し時間がたっていた。
 
 スタジオのドアを開けて中に入ろうとした瞬間、
「きゃあああああああああああああっ!」
 澪の絶叫がこだまする!
「どうしたの澪!?」
 少し離れたところにいた私は澪に駆け寄りスタジオの中を見る。
 昨日唯達が演奏した場所に梓ちゃんがいた。内臓がぶちまけられ、床に倒れている梓ちゃんが……。


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:20:53.85 ID:r7OJkiPt0
 みんながパニックになるのを何とか抑え、状況の把握を開始する。
 調べるまでもなく梓ちゃんは死んでいた。スタジオのドアに鍵は掛かっていない。
「不審者がこの別荘の中に忍び込んでいるんじゃないか?」
「ひいいいいいいいいいっ!」
 律の発言に澪が怯える。
 明らかな殺人で、私達全員にアリバイがある以上、外部犯を疑うのは当然だろう。
 全員にアリバイというのは、梓ちゃんがリビングを出て行ってから、誰もリビングから出て行っていないからだ。
 
「みんな、これを見て」
 ムギがカメラを指差しながら言った。
「どうしたの?」
 ムギの方に向かう。
「昨日、練習風景を撮影したじゃない? その時録画機能を切り忘れたみたいで、ずっと録画し続けてたみたいなの……」
 ムギは悪いことをしたように言った。
「じゃあ、もしかして梓ちゃんが殺される場面が写ってたりするんじゃ……」
 そう言うとみんなが黙り込み、場を静寂が支配した。


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:24:27.51 ID:r7OJkiPt0
「見て……見るか?」
 静寂を律が破った。そしてその問いかけに全員がうなずく。
 ムギがカメラの映像をゆっくり巻き戻していく。妙なことが起きた。いくら巻き戻してもずっと同じ映像なのだ。梓ちゃんの死体
が映っている映像から動かない……。1時間ぶん巻き戻すが動かない……。
 ただ、何もかもが同じというわけではない、部屋の中にある掛け時計が映像に映っているのだけど、その時間表示だけは巻き戻す
につれ変わっていった。
「おかしいって、なんでだよ! 梓がリビングから出て行ったのって30分ぐらいまえだろ! なんで1時間前に死体がここにある
んだよ!」
 律の言う事はもっともだ。明らかにおかしい!
 どんどん巻き戻して行くが変わらない……。ずっと梓ちゃんの死体が映っている……。
 そして映像がついに動き出したのは深夜3時頃の場面だ。梓ちゃんの死体カメラに映る範囲に投げられた所が再生された。
 犯人は映っておらず、謎だけが残った。みんなが驚愕して、言葉を出せない中、律が叫んだ!
「深夜3時には梓は死んでたってことかよ! 一緒に海で遊んだ梓は!? 一緒に料理を作って食べた梓はいったい誰なんだよ!?」 その疑問に誰も答えられるわけもなく、私達はただ黙っていることしかできなかった……。

 
今回のことをちょっと整理してみる。
・スタジオに梓ちゃんの死体
・内蔵がぶちまけられ、他殺以外ありえない
・スタジオに鍵はついていない
・30分ほどまえに梓ちゃんの生存を確認
・カメラの映像で深夜3時に梓ちゃんの死体がスタジオにあったことを確認
・梓ちゃんが部屋に行ってからは全員がリビングにいて、誰も部屋から出なかったので全員にアリバイがある
・深夜3時頃のアリバイはみんなそれぞれ部屋にいたのでない

 
CASE3 END


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:30:44.78 ID:r7OJkiPt0
CASE4

「今日もいい感じだったね、あずにゃん」
「めずらしく練習熱心でしたね、唯先輩」
 合宿最後の練習が終わり、各々感想を言い合う。
 私はその輪の中に入れないので少し羨ましい。
「おい、外すごいことになってるぞ!」
 律が窓越しに外を見ながら言った。
「ほ、本当ですね」
 梓ちゃんが驚く。
 私も窓から外を見た。そこは嵐になっていた。
 大雨洪水暴風警報と言ったところだろうか……。
「すごいわねぇ」
 そう言った瞬間、眩しい光が目に入ってくる。遅れて大きな音が鳴り響いた!
「きゃああああああ!」
 澪が耳を抑えてうずくまりながら叫ぶ。
「澪ちゃん大丈夫?」
 ムギが澪に寄り添う。
「澪は怖がりだなぁ」
 律はそう言ったが、自分も怖いようで少し震えている。
 外はこれから起こる事件を予見するかのように荒れに荒れていた。

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:32:30.30 ID:r7OJkiPt0

 みんな一緒に寝よう。そう澪が言うと、みんなその案に賛成する。
 何だかんだと言って、みんなやっぱり怖いみたい。
 かく言う私も少し……。
「ちょっとせまいです」
 梓ちゃんがそう言うのももっともで、1人用の個室に6人もいるのだからすごくぎゅうぎゅう。
「あずにゃーん」
 唯がこりもせず梓ちゃんに抱きつく、そして当たりまえのように拒否される。
「唯先輩やめてください! ただでさえせまいんですから」
 この状態を作り出した張本人はというと、まだ震えていた。
「大丈夫? 澪ちゃん」
「う、うん……」
 さっきからムギは澪を付きっきりで介抱している。
「もう、本当に澪は怖がりだなぁ」
 律が私の隣でそうつぶやういた。
「仕方ないんじゃない? この嵐だもの」
「それでも限度ってものがあるぜ」
「ムギに澪を取られて悔しのね?」
「そ、そんなわけないだろ!」
 そう私がからかうと律は顔を真赤にした。

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:34:36.99 ID:r7OJkiPt0
「ちょっとお手洗いに行ってきます」
 梓ちゃんがおしゃべりも尽きて、そろそろ寝ようとしたころにそう言って立ち上がった。
「あずにゃん怖くない? 私が付いて行ってあげようか?」
「だ、大丈夫です唯先輩! 子供じゃないんですから!」
 梓ちゃんは唯の申し出を断って部屋から出て行った……。
 
「あずにゃん帰ってこない! 捜しに行こう!」
 梓ちゃんが出て行ってから1時間ぐらいたった頃に唯がそう言った。
 実は数10分たった頃から言っていたのだが、トイレということでみんな少し遠慮していた。
 しかし、さすがに1時間ともなると、みんな唯に同意して捜しに行くことになった。
 澪と律、私と唯とムギの3組に別れて梓ちゃんを捜しに行く。
「あずにゃーん! どこぉ?」
「梓ちゃーん、いたら返事してぇ」
 トイレに行ってみたがそこには誰もおらず、スタジオの方を捜しにいると、
「きゃぁああああああああああああ!」
 叫び声が聴こえた! それが澪のもなのか、律のものなのか、はたまた梓ちゃんのものなのか分からないが、私達は悲鳴の方へ向かった。


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:38:18.01 ID:r7OJkiPt0
「あの悲鳴ってどこからのもの?」
「たぶんダイニングの方じゃないかしら?」
 ムギからそう聞くと一目散にダイニングに走る!
 
 ダイニングにつくと、そこには座り込んでいる澪とそれを慰めている律がいた。
「どうしたの?」
 私がそう聞くと律がダイニングの中を指差す。
 中を見てみると、そこは嵐となっていた!
 何故かいくつもの窓が開いていて、部屋の中に雨が入り込み、風も舞っている。
 テーブルの上にあった花は、その風に飛ばされたようで床に落ちていた。
 そして、その風が吹く部屋の中央に梓ちゃんがいた。内臓がぶちまけられ、床に倒れている梓ちゃんが……。


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:40:43.05 ID:r7OJkiPt0
「あずにゃんが死んでる!」
 唯はそう叫ぶと震え始めた。
 当然だ、死体を見れば誰でもそうなる。
 澪と唯は震えてるし、どうすればいいの? そう思っていると、突然何かが割れる音がした。
「きゃっ!?」
 いったい今度は何!?
「どこかの窓が割れたのかしら? ちょっと行ってくるわ」
 そう言ってムギが行こうとする。
「待ってムギ、私も行くわ」
 さすがにムギを1人で行かせるわけには行かない。
「私も行く……」
「私達も行くぞ」
 みんながそう言い出すと、
「じゃあ、みんなで行きましょう」
 ムギは落ち着いてそう言った。
「急ごう」
 私達はその場を離れ、音が鳴った方に向かった。



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:41:19.29 ID:2VNgeAKq0

なんで毎回臓器ぶちまけて死ぬんだろう・・・



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:43:52.44 ID:r7OJkiPt0

 音の正体は、窓ガラスにこの嵐で飛んできた木材が突っ込んだ物だった。
「何よこれ?」
 玄関にあった窓ガラスが割れて中に飛び散っており、雨も外から入り込んでいる。
「こんな小さいものでも嵐の中だと凶器になるのね……」
 木材は比較的小さなものだったけど、嵐で加速が付いた木材は窓ガラスを割るのにじゅうぶんなようだ。
「掃除するわ」
 ムギが玄関にあった箒とちり取りを持ってくる。
 散乱している割れた窓ガラスを掃除し、外からの雨を防ぐのに応急処置を施す。
 私とムギがそれをして、震えている唯と澪を律が介抱するという感じだ。
「あ、いけないわ」
 掃除と応急処置が終わろうとしている時にムギが言い出した。
「どうしたの?」
「ダイニングの窓閉めて来なきゃ。さすがに掃除は無理だけど、それぐらいはしておかないと……」
「そうね私も行くわ」
 死体がある部屋に行くのはいやだけど、このままにしておく訳には行かなし、なによりムギを1人にはできない。
「律、私とムギが行ってくるから、2人を部屋に連れて行ってあげて」
「分かった、任せといて」
 そう言って律が2人を連れて行こうとする。
「私達も行きましょう」
「うん」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:46:02.06 ID:r7OJkiPt0

「……嘘?」
 さっきダイニングに来たときは有ってはいけないものが有った。
 今度は無くなってはならないものが無い!
「梓ちゃんの死体がない!」
 私達が目を離した隙に忽然と梓ちゃんの死体が部屋から消えた。
「そんな……」
 さすがのムギもそれには恐怖している。
 
 呆然としている私達を尻目に部屋の中も外も嵐が舞っていた……。
 
 今回のことをちょっと整理してみる。
・ダイニングに梓ちゃんの死体
・内蔵がぶちまけられ、他殺以外ありえない
・ダイニングに鍵はついていない
・消えた梓ちゃんの死体

 
CASE4 END


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 23:48:38.42 ID:r7OJkiPt0
CASE5
 
 重たいまぶたを開けてベットから出る。
 メガネを掛けて窓から外を見てみると、そこは青い空が広がっていた。
「いい天気」
 今日は合宿最終日、と言っても食事をして帰るだけなんだけど。
 着替えて個室を出ると、その瞬間!
「きゃああああああああああああ!」
 すぐ近くから誰かの悲鳴が聴こえた!
「澪! どうしたの!?」
 澪はすぐ近くにいて、部屋の中を指差している。
「梓ちゃんの部屋?」
 澪の近くに行き、部屋の中を見た。
 そこは赤い空が広がっていた……。
「うっ」
 気持ち悪い、吐きそう!
 口を押さえ何とか我慢する。
「おい、何があった!」
 律と唯とムギがやってきた。
「あずにゃんが死んでる!」
 部屋の惨状を見た唯がそう叫んだ。

77 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /08(月) 23:51:26.23 ID:r7OJkiPt0
 みんながパニックになるのを何とか抑え、状況の把握を開始する。
 澪と唯はムギがリビングに連れて行って介抱している。
「なんて、ひどいの」
 私と律は部屋の中に入って何かないかを調べている。
 
 部屋は血だらけで、ベットや床には血がべっとり。
 梓ちゃんの首は裂かれ、体も何かに刺されたあとがある。
 凶器は見当たらない。
「刃物による刺殺ってところかしら」
 メガネをくいっとあげて探偵らしくしてみる。
「おい、これなんだ?」
 律が何かを発見したようで壁を指差している。
 そこには、
 
 ファ6ド1
 
 と壁に血で書かれていた。

78 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /08(月) 23:52:57.42 ID:r7OJkiPt0

「ダイイングメッセージ!」
 梓ちゃんが残した最後のメッセージ……。
「ファ6ド1って意味が分からないんだが?」
「簡単に意味が分かったらダイイングメッセージにならないでしょ」
「そ、そうだな、ううんファ6ド1……和、分かるか?」
「待って、今考えてるから……あっ!」
「どうした?」
「ちょっと部屋に戻るから!」
 梓ちゃんの部屋を出て自分の部屋に戻る!
 律が何か言っていた気がしたけど、無視する。
 紙を取り出しいろいろと書く、自分の考えがあっているか確認するために!
「やっぱり……」
 自信が確信に変わった。
 
   今回のことをちょっと整理してみる。
・梓ちゃんの個室に梓ちゃんの死体
・刃物による刺殺で他殺以外ありえない
・個室に鍵はついていない
・ダイイングメッセージ「ファ6ド1」

 
CASE5 END 



90 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:08:58.06 ID:oWAbgCr70

 リビングの扉を開けると、その中には唯、澪、律、ムギがいた。
「和ちゃんどうしたの? 怖いか顔して」
 唯が無邪気に寄ってくる。
「解けたのよ全て、この梓ちゃん連続殺人事件の謎がね」
「えっ!」
 みんな驚きこちらを見る。
 
「犯人はこの中にいる! 外部の犯行や不可能犯罪なんかじゃないわ!」
 メガネをクイッと上げて宣言した!


94 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:15:48.13 ID:oWAbgCr70
「この中にっ!」
 そう言われてみんな、おろおろしはじめた。
「全ては密室の事件、この連続殺人の鍵はそこにある!」
「密室って、私達が海から帰ってきたら梓がキッチンで死んでた事件か?」
 律が確認を取ってくる。
「そうよ、あれは密室なんかじゃないわ。私達が外にいた時に死体はまだ別荘の中に無かったの! 私達が中に入った時に死体が別
荘に入ったのよ!」
「い、意味が分からなんだけど?」
 澪が混乱した様子で聞いてくる。
「つまり、私達が海から帰ってきてムギが別荘の扉を開けくれてる時、誰かが持ってたのよ梓ちゃんの死体を!」
「!」
 みんな驚き固まっている。
 「犯人は何食わぬ顔でキッチンに行き、そこに死体を置いた。そして第1発見者を装うために悲鳴をあげたのよ」
「あの時の第1発見者って……」
 みんなが一斉に唯の方を向いた。
「そう、犯人は唯! あなたよ!」
 唯を指差して、そう宣言した!


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/09(火) 00:18:48.60 ID:8Ix3NgRt0
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               リ.:イ:.:.:.:.:.:| xミメ:.:.:.::l/  〃ん心リ }.:.:.:./ふ Y.:
             ´ 八:.小_:j〃 心fⅥノ n. 弋_,ソ「}j/}/ 〉  ノ.:  犯人はこの中にいる!
       クイッ    ..xヘ「 lハ.` V:り「L.斗{___ ノノ    ,/.:∧
              r Y^i 个^圦.   ´ リ ⌒'――一'′  爪:.:.:.:{   外部の犯行や不可能犯罪なんかじゃないわ!
              └{〕 |し リ |ゝニ-‐'′′         /{:.:.:.:.:.、>
                | `  /  |  人     ー '     / L:{`ー一
.              |   /   ,′  > ._      / / ,〉ヽ,_
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98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/03/09(火) 00:20:43.80 ID:6SUdERXj0

池沼の殺人は罪に問われない
つまり、告発することはできない!!




103 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:26:25.18 ID:oWAbgCr70
「えへへ、バレちゃった?」
 唯は頭に手を当ててそう答えた。
「どうしてこんなことしたの?」
「ううん、なんとなく!」
「はぁ、本当にもう、人騒がせなんだから。そして、それに乗ったあなた達もね!」
 澪と律とムギの方を指差す。
「自分だってノリノリだったじゃねえか!」
 律が反論してくる。
「じゃあ、次の事件ね」
「無視かよ!」
「っとそのまえに唯、死体はどこに隠してたの?」
「カバンの中だよ」
 笑顔でそう答えてくれた。



104 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 00:26:52.92 ID:6SUdERXj0
!?

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 00:27:58.21 ID:41tEHpf0P

池沼wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

106 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 00:28:25.09 ID:593whvi70
なんぞwww

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 00:31:00.00 ID:+TwuDR/W0
唯てめぇ…
池沼だからって何しても許されると思うなよ…




108 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:33:21.77 ID:oWAbgCr70
「次は毒殺事件だけど犯人はたぶん、ムギでしょ」
 律を無視して、ムギの方を向く。
「ごめんなさい、実はそうなの、お騒がせしちゃったわね」
 ムギが申し訳なさそうに話し始める。
「あそこに毒を置いたのは私よ。梓ちゃんが勝手に食べちゃったんだけど……」
「そんなところだと思ってたわ。次、梓ちゃんの死体がカメラにずっと写ってた事件。犯人は名乗り出なさい」
「わ、私だけど……」
 律が手をあげてこちらに来る。
「どうしてそんなことしたの?」
「まさか、カメラで撮影してると思ってなかったんだよ。いたから殺して捨てただけなのに……」
「偶然にしてはでき過ぎだけど、まあいいわ。次、死体が消えた事件」
「私だけど……」
 澪がうつむきながら答える。
「窓を開けたのも澪ね。死体を風で飛ばすために」
「うん……」
「もう、澪のせいでダイニングめちゃくちゃじゃない!」
「ごめんなさい」
「どうしてそんなことしたの?」
「だって死体を直接処理するの怖かったんだもん!」
 澪が涙目で訴えてくる。
「ふぅ、こんなところね……」


111 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:40:02.86 ID:oWAbgCr70
 もう、分かった?
 そう、この事件の鍵とは死体は全て、
 
 ゴキブリ
 
 だってことよ。
 
 唯はゴキブリの死体をあらかじめ用意し、カバンの中に入れて別荘に持ち込んだ。
 ムギはゴキブリを駆除する毒を部屋に置いた。
 カメラにずっと写っていた死体は律が殺したゴキブリの死体。
 ゴキブリの死体だから風で簡単に飛ばされて死体が消失した。
 
 梓ちゃん=ゴキブリ
 これが事件の真相よ!




112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 00:40:46.22 ID:6SUdERXj0
ちょwwww

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 00:42:40.17 ID:41tEHpf0P
あほすwwwwwwwwwwwwwww

115 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 00:43:49.06 ID:593whvi70
これはひどい



116 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:44:13.83 ID:oWAbgCr70
「そして、最後の事件だけど……」
「あっ、船が来たみたいよ」
 ムギがそう言って立ち上がる。
「行きましょうか。続きは船の中ってことで」
 私がそう言うとみんな賛成したようで、荷物をまとめ始めた。

 別荘を出て、乗船する。
「これで全員ですか?」
 船長が確認を取る。
「ええ、5人全員乗りました」
 ムギがそう答えると船長は船を出発させた。

118 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:46:22.07 ID:oWAbgCr70
 船が出発して、みんながワイワイとやっているなか、私は1人海の方を見ている。
「梓ちゃん、ドレミといろは歌をダイイングメッセージに使うなんて考えたわね」
 紙に目を落としてつぶやく。
 その紙を手から離すと浜風に乗って飛ばされていった。
 
 ドレミフソラシ
 いろはにほへと
 ちりぬるをわか
 よたれそつねな
 らむうゐのおく
 やまけふこえて
 あさきゆめみし
 ゑひもせす

 
 



119 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 00:48:59.06 ID:6SUdERXj0
ダイイングメッセージがわからん



121 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:52:19.73 ID:oWAbgCr70

あとがき
死体が人間じゃなかったら密室作るのって簡単だな、といのが最初にあって
それを書きたくて、この作品を書きました。
あずにゃん=ゴキブリが確立しているので、書きやすかったです。
こんなアホなSSに付き合ってくれてうれしかったぜ。

駄文をお読みいただき、ありがとうございました。

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 00:52:54.86 ID:vgWp3bySO
よくわからないんだけどゴキブリと海水浴とかしてたの?

124 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 00:55:24.95 ID:oWAbgCr70

>>122
ゴキブリがどうやって字を書くの?

125 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 00:56:54.05 ID:6SUdERXj0
それをいったら本編でゴキブリがティータイムするのも楽器演奏するのもおかしい

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 00:58:27.12 ID:41tEHpf0P
言葉話してるのもおかしいだろ



128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 01:01:46.37 ID:oLUbyIpYO
CASE5で死んだのは本物のあずにゃんってことか!

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /09(火) 01:03:15.26 ID:41tEHpf0P
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


131 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 01:09:03.23 ID:593whvi70
>>128
!!
ダイイングメッセージの意味が今更わかった


133 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 01:10:39.94 ID:oWAbgCr70
>>128
そういうことだ。
説明しないと分からないっていうのは俺の文章力無さだな

>>4で私、唯、澪、律、ムギ、梓ちゃんの6人は船からおりて地に足をつけた。
って書いてあるけど

>>116では「ええ、5人全員乗りました」
ってムギが言ってる

1人船に乗ってないってことだ


132 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします :2010/03/09(火) 01:10:19.74 ID:6SUdERXj0
けっきょくダイイングメッセージはなにを伝えたかったの?


136 : ◆Aice5./uQY :2010/03 /09(火) 01:21:20.29 ID:oWAbgCr70

ドレミファソラシといろはにほへとは同じ音程なんだよ
ピアノ習ってる時に教えてもらった。

ドレミフソラシ=いろはにほへと
ドの1つめ=い
ド1=い

と考えて下の表に当てはめると


ド2=ち
レ3=た

見たいな感じになる

 ドレミフソラシ
 いろはにほへと
 ちりぬるをわか
 よたれそつねな
 らむうゐのおく
 やまけふこえて
 あさきゆめみし
 ゑひもせす

それを
ファ6
ド1
に当てはめると……?




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